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タイトル:タンタン |
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原題:Tang
Tang |
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監督:ツァン・ハンズィ |
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制作国:中国 |
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制作年:2004年 |
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上映時間:92分 |
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ジャンル:ドラマ+ドキュメンタリー |
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日本公開情報:日本初公開 |
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1969年、中国大連生まれのツァン・ハンズィは美術学院の高等科で美術工芸を学び、中国中央美術学院彫刻専攻にて卒業。その後中国の風俗文化をテーマにした台湾のテレビ・ドキュメンタリー番組「素晴らしき中国」の撮影に参加したり中国革命美術館の美術デザインを担当、そして1995〜1996年に中国北京テレビ局のパートタイム編成プロデューサーとなり、多様なドキュメンタリーの撮影と製作に参加、さらにテレビやコマーシャルの製作で特殊効果やプロダクション・デザインなどを担当、コマーシャル、ミュージックビデオ、プロモーションビデオなどの編集と演出を担当する一方、インスタレーション作品も次々と発表。そして2004年に初のインディペンデント映像作品『タンタン』を完成させた。 |
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作品履歴 |
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2004年
タンタン (初映像作品)
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中国京劇界のおいて最も有名な女形、梅蘭芳(メイランファン)からインスピレーションを得たと公言するタンタンは、ドラァグ・クイーン・ショーで人々を魅了していた。ある日、自分を女性と間違え近づいてきたシュンとリリーというレズビアンのカップルと出会う。同じ頃、シャオホイという青年とも出会い、彼と恋に落ちるタンタン。しかしシュンとリリー、タンタンとシャオホイはいつしか別れてしまい、気づけばタンタンとシュンが親密に。その関係はセクシャリティとジェンダーを超えた特別なものとなり…。 |
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本作はジェンダー役割を反転させる北京のアーティスト、タンタンについての虚実を実験的に取り混ぜたポートレイト。監督がタンタンのライフスタイルを知る内に興味を抱いたのは、境界線を壊すことにより、是か非かをぼかすということ。タンタンの男性も女性も演じることが出来る能力、そして彼のバイセクシャリティ。タンタンにより近づくために、監督はドキュメンタリーとフィクションをミックスする手法を取り入れたという。そうすることにより、現実だけよりもさらに感動的になる…それはちょうどタンタンが男という現実を忘れることでより人生が豊かになるように。すべての枠組みを飛び越えて軽やかに生きるタンタンのしなやかな姿を、ミュージック・ビデオ出身の監督が圧倒的な映像センスで描く必見作!
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