上映日時●5月26日(日)15:00●5月31日(金)18:50

【ストーリー&解説】
秘密にしなくてはいけない新婚生活。カミングアウトしていないゲイのミンスとレズビアンのヒョジンは結婚する。結婚をせかす両親の干渉から逃れるため、そして、周囲の目をごまかすための偽装結婚だ。完璧な新婚夫婦を装いながら、本当の恋人が住む隣の部屋に出入りしている。しかし、ミンスの両親が突然訪ねてくるため、2人の計画は思いどおりにいかない。果たして、うまくごまかしきれるのか?
同性愛に対して未だタブー感が強い韓国において、キュートな俳優たちを起用し、明るくポジティブな作品を作り続けているキムチョ・グァンス監督の初長編作品。主役のミンスを演じているのは『トンイ』『星も月もあなたへ』のキム・ドンユン。そしてミンスと運命的な出会いを果たす恋人ソクを演じているのはミュージカル『シャーロック・ホームズ』 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』演劇『チルスとマンス』などに出演、さらにバンド活動などマルチに活躍するソン・ヨンジン。韓国では2011年に劇場公開され、スマッシュヒットを記録。世界各国のクィア映画祭で上映されている。

【監督プロフィール:KIMJHO Gwang-soo】
1965年ソウル生まれ。漢陽大学映画学部卒業。韓国の映画会社ジェネレーション・ブルー・フィルムの代表として、青春映画「俺たちの明日」や、韓国で大ブームを巻き起こした革命的なゲイ映画「後悔なんてしない」ほか、これまでに10本以上もの映画をプロデュースしてきたキムチョ・グァンス。彼は2007年の秋から、自らが監督となり映画制作をスタート。同性愛に対して未だタブー感が強い韓国において、キュートな俳優たちを起用し、明るくポジティブな作品作り始めた。監督デビュー作は、韓国の人気ドラマ「風の国」でヨジン役を演じたキム・ヘソンが主演を務めた短編映画「少年、少年に会う」。この作品を含む短編3本は、2011年のAQFFで特集上映したのち、2013年には日本で劇場公開された。